(ア)　私は小さいときから、どれ程飼ったか覚えていないほど、犬や猫を
　　　飼ってきました。猫は可愛そうに、〔ネコまんま〕といいまして、ごはん
　　　にかつお節をかけたものを、くる日もクル日も与えていました。いつも
　　　喜んで食べていました。今から思うと与える量が少なくて、がつがつ　
　　　食べていたのではないかと思います。
　　　　たまには、残すことがありますと、ご飯がいたんできてくさくなりま　
　　　す。それでも、食べていたように思いますが、その臭いにおいだけ　　
　　　は、今でも頭に残っています。
　　　ドックフードは、ふやかさずに食器に入れておきますと、臭くはありま
　　　せん。此れは　素晴らしい点です。
　　　ところが、このために、可愛そうな犬もいます。
　　　ある犬は　大きな食器にたっぷり入れて貰っています。足らないとい
　　　うことはありません。いつでも食べることが出来ます。何度か往診に　
　　　行きますが、食器が空のことはありません。
　　　ガリガリに痩せて、立てなくなっています。
　　　肉の缶詰を持っていきますと、ガツガツ食べます。2週間ほどします　
　　　と、立てるようになってきました。それでも、乾燥フードは嫌がります。
　　　きっと、美味しくないのだと思います。量はたっぷりですが、きっと、3
　　　日に一度ぐらいしか入れてもらえないのだと思います。
　　　これが、1日でくさくなるようでしたら、毎日交換してもらえるのです　　
　　　が・・・。
　　　こうなると臭くならないのは、欠点でもあります。

　(イ)　毎日、同じ時間に、同じ種類の同じ量のフードを与えますと、同じ　
　　　時間に、同じ大きさの同じ形の便をします。もし、違うときは、フードが
　　　原因ではなく、ほかの原因で病気になっていることが判ります。

　(ハ)　餌を作る必要がないので、楽です。旅行に行くときは、ほかの人に
　　　頼むのに、気を使うことがありません。