数日前に、８歳のヨークシャテリヤがやってきました。
最近、黄色の尿をするので心配になってきました。
私は殆ど、血液検査をしません。目で見るだけです。皮膚をつまみました。脱水をし
ているかみるだけです。
脱水をしていますと、尿は濃くなります。脱水はなしです。
次は目の白い部分を診ました。白です。あっかんべーをして、結膜の色を診ます。
普通の色でした。黄疸ですと、これらの部分と尿が黄色になります。黄疸ではありま
せん。お前おかしいぞ、黄疸の初期だと目で見ただけでは判らないだろう。血液検
査で黄疸指数をチェックすべきだと云われそうです。確かに、そうです
が、是まで、このように診察して大丈夫と云って、その後、黄疸になった犬猫はいま
せん。
そのほかに、元気がなくなる、食欲が無くなる、水を飲む量が増える、嘔吐がある
などお聞きして該当するものが無ければ、尿の黄色は心配ないと判断します。

このように結論付けましたら、飼い主さんはご不満の様子でした。血液の検査をし
てほしそうでした。尿はどうして作られるか、尿からどのようなことが判るかを説明し
ましたが、ご不満でした。尿は黄色が正常です。色がなく、尿の多いほうが病気で
すと説明しましたら、びっくりすると同時に、少しは納得されたようでした。

診察料1000円プラス消費税50円を頂戴しましたが、この先生はダメだと思われて、
その足で他の病院へ行かれたのではと思っています。
人の病院では、診察を待っている間に、尿を採ってくるように指示されて、診察が始
まると血液の検査をして病名が決定します。診療費は健康保険ですから、先生も患
者も金額に心配することはありません。
ご心配でしたら、病院に来て頂いても良いですが、元気で尿が黄色であれば、一応
様子をみられてもいいと
思います。勿論、その時に外の病気がある可能性はあります。