ネネは音楽を理解する
昨年の7月9日に、
「どうやら 大阪は梅雨明けのようです」という書き出しで、
わが家の猫の「ネネ」のことを書いています。
ネネは、一人前になりましたので、かわいそうですが、避妊手術をしました。
しかし、牝の本能は残っているのか、牡がやってきますと、いそいそと出かけます。
もっとも、1mほどの処で対峙していますが、なにごとも起こりません。
最近、そんなネネに異変が起こりました。
起こったという表現は正確ではないかもしれません。
ネネにとっては、初めての経験だったのかもしれません。
娘が、ピアニカで、映画「タイタニック」のテーマ曲を吹いていると、娘に身体
を擦り付ける動作をします。この仕草は、どの猫でもするのですが、その顔つき
、違うのです。猫に艶かしいという表現は、おかしいと思われるかもしれませんが、
本当に異様な顔つきをするのです。呼ばれた妻が、座りますと、
妻にも擦り付けます。
そうなると、焼もち焼きのマルチーズのルルは、大変です。妻の膝に乗ります。
ネネは、矛先をルルに向けて、「にゃあお」と鳴きます。いつもと違った鳴き方
です。その仕草は、ルルにとっては、気持ちが悪いらしいです。いつもですと、
傍に来たからと言って、逃げることはないのに、
一度、逃げて又、膝に戻ってきます。
曲のテンポを早くすると、反応ありません。同じ局をエレクトーンで、似たよう
な音色で、演奏しても知らん顔です。勿論、他の曲は、反応しません。
寝ている時に、演奏しますと、目覚めて、あれといったような顔して、そのうち
に、様子がおかしくなります。猫が媚びるというのも，変ですが、
ぴったりの表現の状態になります。
昨晩は、近くにいないのですが、娘が面白がって演奏しましたら、
外から帰ってきました。
楽器も理解し、テンポも、曲名も判っていることになります。
あちらの部屋で、今日も、娘と妻が、タイタニックのメロディーを
口ずさんでいますが、なんの反応もないようです。
反応があれば、今頃二人でおおさわぎになっています
|
