食事と食餌 その2
その1は 餌の事を書きました。ドッグフード・キャットフードを使う時に、一度、見直し
てから使っていただければと思って、少しだけ書きました。
今回は、動物たちの楽しみについて書きます。動物たちにも楽しいことがいっぱいある
と思います。外出すれば、いっぱいでしょう。行き先で出くわす事件は、すべて、緊張の
連続だと思います。イコール、楽しみといっていいと思います。
家の中では､どうでしょうか?
人間とのふれあいが、最高の楽しみだと思います。食事も､最大の楽しみだと思うのです
が､ 我が家の5歳のマルチーズは、食べるときに、側で見ていますと、取られると思うの
でしょうか? うーうー言いながら､ 食事をおえるのに、1分もかかりません。楽しむ余裕
など無いようです。
私が食事のときも、何回でもおすそ分けが当りますが､ 眼を見ていますと､真剣勝負で
す。 毎日の食事の量が少ないから､真剣なのではありません。ドンドン、肥えて、体がパ
ンパンです。 それでも、私は、食事は楽しみの一つだと思っています。
人間を見ていますと、たまに、車を運転していまして、交差点などで止まっていて、横を
見るとパンを頬張りながら、運転している人があります。ひょっとすると、食事ではな
く、お八つかもしれませんが、牛乳なども見えるところを見ると、楽しむどころか、生き
るための食事のように見えます。
大阪のくいだおれといいますが、私は京都の人は、食事を楽しんでいるなと思います。
京都のご家庭でよばれたことがありませんので、ご家庭での食事がどのようなものか知り
ませんが､京都を訪れ､食事をした経験からは､大いに楽しませてくれます。出されるお料理
には、遊びがふんだんにちりばめられています｡ 料理だけではなく、器も楽しもうという
様子が感じられます。立派なお花が活けてある事もあれば、野の花が、一輪添えてあり、
食事を豊かにする工夫がみられます。 きっと、平安時代からの文化の蓄積がそうさせる
のでしょうか?
人の場合、一日に、1時間から3時間ぐらい食事に時間をかけています。言い換えれば、
人生の8分の1から10分の1ぐらい時間をかけています。 買い物から、調理の時間も加えま
すと、もっと、かけていることになります｡ 趣味などの楽しみを持つのもいいですが、
出来れば、食事は楽しみの一つにしたいものです。
動物は、この楽しみが人間の手にゆだねられています。 しかも、与えられる食事が、
いくら､高価であっても、毎日､同じ物であれば､楽しみでもなんでもありません。 ドッグ
フードの上に､何でもいいです。毎日、一品、私たちの食べるものを加えてやりたいもので
す。
もう一つ、お願いです。 あっと言う間に食べてしまいます。 それなら、せめて、あっ
と言う間が、2回、3回にしてやってください。勿論､今まで、一日に一回与えておられた人
は、一回の量は、2分の1、3分の1になります｡
人間の方も､せめて、昼食の時間ぐらい、携帯電話のスイッチを切って食べたいものです。
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