H13.7.27(金)

　夜中、産まれそうとの電話があり、キキの所へ向かう。キキは高齢なので心配だ。デニーと
かかってから　59日目の日である。

行って見ると、玄関まで出迎えてくれた。元気そうであった。その時の体温が37.5度くらいであ
った。散歩の時、少し辛そうであったが，産まれる気配はない。水をやたらと飲む。少し心配で
ある。

H13.7.28(土)

　腹がだいぶ下に垂れ下がってきている。歩くと地面につきそうである。　いつも散歩の時は歩
きたがらない彼女だが、今日はいつもにも増してひどい。暑いらしく川にやたら入りたがるが、
それはいつもの事であり、特に変化は見られなかった。散歩が終わると彼女は、いつも通りご
はんをたいらげて眠りにつく。出産の気配はまるでナシ。明日が出産であると勝手に思い込み
ハラハラな2人であった。

H13.7.29(日)

　朝飽きると又、いつもの彼女であった。まるで変化はない。腹はあいかわらずパンパンであ
る。いつもの様に散歩に出かけ昼寝、そしてごはんをたべた。夜まで待ったがまるで出産の気
配ナシ。この頃から飼い主2人は本当に出るのか不安がつのってきた。帝王切開になったら、
どうしょうかと2人で悩むが思いなおし、明日こそ出ると、はげまし合って、その日を終える。

H13.7.30(月)

　今日も又　いつものキキであった。いつもに様に散歩に出かけ、ごはんを食べ、昼寝をし、の
んびりしていた。今日も何もおきずに、一日が終わった。飼い主2人の心配はますます募る。彼
女はそんなことはおかまいなしでグースカ寝ていた。

H13.07.31

　今日でかかってから62日目である。まだ出産の気配ナシ。キキの腹をさわると赤ちゃんが動
いている。少し安心である。今日もいつも通り1日が過ぎていった。不安を抱きつつ眠りにつく。
キキは相変わらずのん気てせある。

H13.08.01

　キキの様子がおかしい。体温も36度である。クローゼットこもり、前足で床をカリカリしてい
る。どうも巣作りをしているらしい。お腹をさわるとあまり動かない、心配だ。

　Dr．大橋と振本に夜中往診にきてもらう。遠い所から真夜中に来てもらい、2人で感激する。

腹の赤ちゃんが動かないことを告げる。赤ちゃんの心音を確認するために、ちょう心器をキキ
の腹にあてる。彼女は暑いのか息づかいが荒くハアハア言うのでなかなか心音が確認できな
い。彼女の口を押えてやっと心音の確認ができた。その鼓動を聞かせてもらい感動する。今
日、明日が山場だと告げられるデニー(オス)がいると、けいかいして産まないと言われ別にす
る。その日の夜中の2時あたりから陣痛が始まった。苦しいらしくクッションをカリカリしている。
クンクン泣き、そこら中を歩き回る。急に散歩に行きたがるので、連れて行く事にした。彼女に
とつて初めての経験なので、陣痛をお腹をこわしているのと勘ちがいしているらしい。やたらと
ウンチのポーズをとるがウンチはでない。あきらめて彼女は家に帰った。陣痛だと理解したの
か、クローゼット(巣)の中できばりだした。まだ赤ちゃんはでない。あまりの苦しさにたまりかね
た様子でクローゼットから出てきた。布団の上で破水をする。あたり一面血の海だ。まるで殺
人現場の様だ。そんなことはどうでもよい。飼い主2人もあわてふためき、Dr大橋の所に真夜
中であるにもかかわらず電話する。(Dr.大橋は夜中に電話でたたきおこされると心臓がとまり
そうになり寿命が1年ちぢむらしい。後となつてDr｡大橋に申し訳なく思いように感謝する)　朝ま
でずっと寝ずに我々ニアドバイスをあたえ、心配していただいた大橋先生には、本当に感謝し
ます。

8/2(木)続き　　朝の2時位に、第1子がでてきて、5分もたたないうちに第2子がでてきた。それ
から15分〜20分間隔で、第5子まででてきた。それから1時間ほどあいて第6子がでてきたが、7
子お腹の中にいると聞いていた<他の病院で、レントゲンを撮られて、7匹いると言われていた>
　私達はずっ〜とまっていたが、とうとうでてこなかった。

　まるでいも虫のようで、言葉にあらわせられない程の感動だった。

それからが大変だった。赤ちゃんにおっぱいをあげなければならないという事で、キキをおさえ
つけ、6匹順番にお腹の回りに並ばせてお乳をあげていくが、なれないこともあり、なかなかあ
げれない。ふっと気付くと朝の7時をまわっていた。みんな全然寝ていない。キキのお父さんは
それから仕事に行き、デニーのお母さんは赤ちゃん、キキ、デニーの世話。2〜3時間おきに、
オッパイをあげ、またキキの初乳、粉ミルクをあげていく。

みんな寝不足でイライラが頂点に。

しかし、可愛い赤ちゃんや、キキ、デニーの顔を見ると、疲れも少しは楽になってきます。犬は
本当に可愛いものです。2人で順番に夜、赤ちゃんとキキの世話をする毎日。キキも全然寝て
いないのでストレスがたまり、イライラしている様子。散歩に出てもオシッコとウンチを1回ずつ
したら、すぐ家に直行。

みんなで赤ちゃんの世話をして、最初400〜500gだった体重が8/6ごろには、700〜750gになっ
ていました。本当に赤ちゃんは　本当に可愛い。みんな一緒に飼ってあげたい。

　段々、赤ちゃんも特徴がでてきて、見分けつくようになってきて、これはキキに似ている。これ
はデニーに似ていると2人で、真剣に話して楽しみ(完全に親バカである)

　8/7になって体重をはかると、800〜850gになっている。あいかわらず、昼寝とれず、キキと赤
ちゃんは襲ってくるずぅっ〜と寝不足。いったいいつに、ゆっくりなったら寝れることやら。しか
し、犬の顔を見ると可愛いので世話をしてしまう。

1日1日　赤ちゃんは大きくなっている。

そういう生活が2週間ほどたって、目があく様になってきた。体重重い子で、2Kg、軽い子で1.
75Kg。

17,18日ぐらいで歩きだす子がでてきた。キキは少し、育児ノイローゼぎみ、夜中に何度も外に
出たがり、買主さんもノイローゼぎ、そういう生活が続いた。

H13.08.22

朝、2時30分に1回目の散歩

朝、4時30分に2回目の散歩。

キキも不眠不休で赤ちゃんの世話をしている。体がだいぶん痩せてきて、下痢もひどい。食欲
もあいかわらずあるのですが、下痢の為、何度も排便をする。今日から下痢の投薬を行う。

みんな丸々太って日一日と可愛くなってきました。あいかわらず、うるさい毎日です。

人の手もかりて、1日5回の散歩をして終う。

　赤ちゃんの授乳は、朝、8:00に母乳

　　　　　　　　　　　　12時に　solid gold社製・ホエープロテインパウダー

　　　　　　　　　　　　　　　　　粉ミルク

　　　　　　　　　　　　午後4時　母乳と粉ミルク

　　　　　　　　　　　　午後9時　母乳と粉ミルク

　　　　　　　　　　　　午前0時　母乳と粉ミルク

　キキはかなり痛いらしく、母乳をあげるのをかなり、嫌がっている。少し、粉ミルクの分量を増
やしていくことにする。

生後20日でこんなに大きくなっているのは、少し予想外である。ディスホーサブルの注射針の
針の部分を外して粉ミルクをあげるのは、すごいこう率がいいことを発見(かなり時間短縮)が
できた。午前2時30分就寝。朝まで起こされない様にいのりながら床についた。

　追伸　今日Mさんが3回目赤ちゃんをみに来た。夫婦とも犬が大好きで、家族同様に飼っても
らえる様な気がする。女の子が欲しいと言っていたので、できたら飼ってもらいたい。

H13.08.25

　今日から離乳食もまぜてあたえる。この頃からかなり歩ける様になって赤ちゃん同志でじゃ
れて遊ぶ様になった、薬を飲ませると下痢もだいぶんおさまった。

8/26,27　毎日 ???ない。日ごとに大きくなってきている。

28日

　赤ちゃんの見分けがだいぶんつく様になった。1番細かった子も他の子とあまりかわらなくな
ってきている。順調にみんな育ってきている。離乳食をあげるとそれはもう　めちゃくちゃで、ご
はんをあげるのが苦になってくる。そうじ　そうじで大変だ。

キキがどこかに行くとずう〜と泣いてイ。キキも大変てう。キキもきりがないのでよっぽどのこと
がないと、赤ちゃんのところに行かなくなってきた。

母乳は痛いのをがまんしてたまにあげにきている。しばらくすると痛すぎるみたいで離れてい
く。

8/29

　今日はねぼうをして、赤ちゃんの朝食はキキの母乳で、昼は離乳食。合間に母乳も多少なり
と与えている様だ。

かなりやんちゃで赤ちゃん同志でつかみあってじゃれあっている。

離乳食も皿に入れて与えてみるが、顔や足をつっこむだけではものたらず、皿の上で寝ている
子までいている。

もうベタベタ。今から体をきれいに拭く気力もなく、赤ちゃんはねているし、明日　体を拭いてや
ろう

おやすみなさい

離乳食をつくるには、ミキサーがおすすめです。

9/6

赤ちゃん　日に日にお大きくなっている。どんどんかわいくなっている。

キキはミルクをあげたいが歯牙がいたいので、すぐにめてしまう。

散歩に出ても、なかなか、帰ってくれない。かなり帰宅するのがいやそうである。

泣き声もかなり大きくなってきた。いつ住民にばれるのかとひやひやものである。

脱走もひんぱんにおこってきているので、朝おきたら床中、オシッコ、ウンチでベタベタです。可
愛いけれど　たいへんです。

以上